停電への備え

定周波・定電圧発動発電装置の必要性

保護装置一覧

現代社会において停電が及ぼす影響

我が国は気象的、地形・地質的に災害にたいして脆弱であり、近年の土地利用の変化、あるいは都市化社会の進展がそれを増幅させています。現代社会において社会生活、市民生活はライフライン(電気・水道・ガス)、コンピューターシステム、情報通信システムに大きく依存しておりますが、これらのライフライン等は一旦障害が発生すると、写真一時的、局所的なものであってもシステム全体が稼働しない、あるいはその影響が多方面に及び、被害が甚大化するといった災害の連鎖の危険性を有しています。ライフラインのなかで最も懸念される障害は停電です。

現代はコンピューター社会であり、自然災害やその他の要因(事故)等により突然電気の供給が止まると、どんなに高度なコンピューターシステムといえども死物と化してしまいます。ましては都市活動の24時間化に伴い停電時の障害が計り知れないほどの影響を及ぼすことになります。

停電対策

停電対策への取り組み

現代社会は、コンピューターシステム・情報通信システムが様々な財やサービスを個人や企業に提供しています。このようなシステムは、突然の停電における対策を講じておかなければ、災害時にその機能が完全に停止し、想像を超えるような損失を生むことになりかねません。その被害や影響の大きさを考えると、停電対策は必要不可欠な課題となっています。

非常用発電装置とは

一般用非常用発電装置を設置した場合

停電時にバックアップ対応できるもの(負荷)

照明、空調、一般コンセント、一部家電製品

停電時にバックアップ対応できないもの(負荷)

パソコン及び周辺機器、情報通信機器、UPS(無停電電源装置)、制御系機械

なぜ、一般用非常用発電装置では対応できない負荷があるのか?

一般用の非常用発電装置は商用の電力とは違い、周波数や電圧が一定にされているものではありません。

常に負荷の電気の使用量が変わるなか、それに伴い発電装置の電気も変動しています。コンピューターやUPSなどは入力される電気の制限があり、機械の故障誤作動を防ぐ為その制限された電気以外を受け入れない様になっています。仮にコンピューター等に制限規格以外の電気を入力してしまった場合は誤動作やシステムのダウンなどの障害が発生する可能性があります。

コンピューターや一般負荷を全てバックアップできる非常用発電装置とは

コンピューター端末やその他制御系システム等や一般負荷を全てバックアップするには、商用電源と同じ電気の質があれば停電時にも何のリスクもなくシステムを運用することができるのです。

定周波・定電圧発動発電装置(コンフレッカー)の性能

コンフレッカーの出力精度

出力特性 商用電力(電気事業法) コンフレッカー
電圧変動率 整定 101V±6V ±2V以内(2%以内)
瞬時 ±5V以内(5%以内)
周波数変動率 整定 60Hz±0.1Hz ±0.1Hz以内
瞬時 ±0.5Hz以内
出力電圧波形歪率 正弦波に対し5%以内
(負荷率0~100%時)